星の里たまごの認知力を上げて売り上げ向上
岡山県倉敷市水島工業地帯に本社、井原市美星町に養鶏場を置く(有)阪本鶏卵様のリブランディング・プロジェクトを担当させていただきました。
同社の現状把握から課題を抽出し、ブランド卵でもある「星の里たまご」の認知向上と、売上構成の中の加工品に占める割合を上げ粗利率の向上を目標としました。
創業者の想いに触れ、本社所在地である水島工業地帯と創業当時の歴史を振り返り、2つの拠点を持つ同社が、地域での役割やステークホルダーとの関係性のあるべき姿、なりたい姿をヴィジョンマップとして見える化しました。
本社敷地内の倉庫を使った1日だけの直売会を計画し、プロジェクトメンバーを中心として、全社で取り組んだ1回目の直売会は大盛況でした。
直後に新型コロナウィルス感染症の影響で取引先の発注量が激減し、卵の相場も暴落しましたが、直売所構想を地道に続けてこられました。
SNSでの発信が奏功し、マスコミやクチコミで、サンドイッチを求めた買い物客の行列ができるまでになり、生卵・加工品の売り上げも伸び、業務用食材の落ち込みをカバーできるまでになり、他メーカーとのコラボ商品も次々と送り出し、話題に事欠かない状況が続いています。
ヴィジョンマップで可視化した地域との連携、2箇所の拠点の聖地化。
そのベースキャンプとなる「水島」と「美星」の直売所構想は、3年〜5年先の予定でしたが、2020年〜2021年とわずか1年足らずの期間に2拠点をOPENさせてしまいました。
地域のファン、地域企業との連携の中で、自社のあり方を定めた阪本鶏卵様の勢いは、まだまだ止まりそうにありません。
有限会社 阪本鶏卵
〒712-8055 岡山県倉敷市南畝3丁目13−31
TEL:086-455-7370